はじめましての方はこちらからどうぞ
プロフィール
-
プロフィール
続きを見る
あなたは『共感』という言葉を聞いて、どんなイメージを持ちますか?
同じ経験をしたことがあるから、共感できる。
「分かるー!!」
「私もそうだったー!」
というのが『共感』と捉えている人
多いのではないでしょうか?
実は私もそうでした。
私の場合、キャリアコンサルタントの学びの中で、本当の共感の意味を知りました。
そして本当に共感されて
本当の共感ってこういうことなのかーーー!
と涙が出てくるほど、心が動いた経験をしたました。
そして、本当に「聴かれた経験」を多くの人に届けたい!!とも思ったのです。
今日はその経験をお話ししたいと思います。
どんな風に聴いてもらったのか
ワーク
感情が動いた経験を聴き手2人に話す。
話し手の感情・気持ち・価値観について、聴き手の2人が話し合うのを、話し手はただただ聴いている。
というワークでした。
私が話した感情が動いた経験は
2人目の育休明けで、遅刻が続いてしまい、男性の上司にそのことを指摘されて、子育てママの大変さを分かってもらえない悔しさや悲しみ
聴き手のふたりは
子育て世代の男性。定年間近の男性。
何でこの話をしたのかも、分かりません。分かってもらえないと思うけれど、心の底で、分かってくれるかも?という期待があったのかもしれません。あーー分かってもらえないだろうなぁ。という前提で話していました。
聴き手のふたりは、ただ頷いて聴いてくれました。
『しょうのじさんは、上司に分かってもらえなくて、悔しかったんだと思います』
『しょうのじさんは、こんなにがんばっているのに、認めてもらえていない、と感じているように見えました』
と仰っていただいただけなのに、涙がぽろぽろ溢れてきました。
「その気持ち分かります!」とか「私もそんな経験あります!!」そんなことは、一言も言っていません。彼らの価値観では、私の態度は社会人としてあり得ないものだったかもしれません。ただ私の気持ちについて、ああじゃないかこうじゃないかと、男性二人が語り合っていただけなんですが…
分かってもらえたーーー!
と感じたのです。
人は誰でも、自分のことを分かって欲しい、自分のことを認めて欲しい、と思っていますが、それを満たすのに、同調してもらう必要はなく、ただそういう風に感じていることを、認めてもらえればいいんだ、と。
これを言葉で理解するのではなく、心と体で感じたという経験が大きかったのです。
人は相手に理解してもらえたと、心から感じたときに、前に進めると言われています。
これを体感したというのは大きくて、相手の気持ちが理解出来なくても、ただただ、相手の感じていることを、認めてあげる。相手がどんな風に世界を見ているのか、一緒に見ようとする。
同じ意見じゃなくてもいい、あなたはそう思うんだね、あなたはそう感じるんだね。
そう伝えるだけで、相手に伝わるものです。
あなたも、ぜひ、『本当の共感』を、普段のコミュニケーションに取り入れてみて下さいね。